北欧の子育て

デンマークで子育てするのにお金の心配はいらないのでしょうか【ライブ配信まとめ】

本当に「ゆりかごから墓場まで」なの?

社会福祉が整っているデンマーク。医療から教育、介護まで無料で、生きていく上で経済的な心配の必要がない社会と言われています。

また、有料のサービスが払えない場合でも、収入に応じて援助があることも少なくありません。

そんなデンマーク社会で実際に子育てをすると、どんなことにお金がかかるのでしょうか。

高校生、中学生の男の子をコペンハーゲンで育てていらっしゃる矢野さんに伺ってみました。

ほぼ無料!でも日本では考えられない費用も

ご長男は公立の高校に通われているので、授業はもちろん無料です。

教科書は電子書籍などを利用しているのでお金はかからないそうですが、学校で使うパソコンの他、数学の授業で必要な多機能な電卓の購入(1万円しないほど)が必要だったそうです。

また、スペインへの修学旅行に行くにあたって、学校側から保護者に向けて「どうしても行けない場合はお知らせください」という連絡があったそう。修学旅行費を捻出できない家庭もあるのだと思います、と矢野さんはおっしゃっていました。

そんな中で一番おどろいたのは、学校主催のパーティーのお話。

体育館などを会場にし、DJを呼んだり、バウンサー(入り口でIDチェックを行うセキュリティ)を雇ったりと、街中にあるクラブさながらの環境でパーティが行われているそうです。

そして、そのパーティーに参加するための「チケット代」が1,500円ほど必要になるのだとか(パーティーで飲むお酒は別途購入)。

学校の生徒専用という安心安全な環境で、定期的にパーティーがあることは知らなかったので、さすがにビックリでした。

ご次男は私立のインターナショナルスクールに通っているので授業料はかかりますが、それでも授業料援助の制度があるそうです。

部活も塾もない!そんな放課後は何をしてる?

日本と同じように、デンマークでも有料の学童保育が提供されていますが、日本の中高で見られる部活や塾などはありません。また、学童保育は家の収入に合わせて支払額が変動する仕組みになっているそうです。

放課後に何かしらスポーツや習い事をしたい場合は、地域のチームなどを探して入ります(それらの活動にかかる費用への市からの補助金もあります)。

以前ご長男が通われていたボイストレーニングは週1回、20分のソロレッスンで1回につき1,500〜2,000円ほど。ご次男の器械体操は週5回、1回3時間で月に15,000円ほどだそうです。

デンマークのちょっと変わった?お祝いのやり方

日本とは違い、デンマークでは自分の誕生日にみんなが食べられるケーキなどを学校や職場に持っていき、祝ってもらうのではなく「自分で祝う」という文化があります。

ご次男の通う中学校でも、誕生日の日はお菓子を持っていってよいそうです。

友達のプレゼントにかける予算は1,500円〜3,000円ほどで、最近また流行り始めているLPレコードを買ってあげたり、ギフトカードをあげたり、様々な文化の混ざったインターナショナルスクールの友達であれば、現金をそのまま渡すこともあるのだとか。

デンマークではクリスマスのお祝いの仕方も変わっていて、自分の欲しいものを家族だけでなく友達にあらかじめ伝えておくという文化があります。

矢野さんのご家庭ではご長男の誕生日が11月末なので、クリスマスもお正月もまとめてお祝いされるそうで、この間は好きなアーティストのコンサートチケットをプレゼントされました。

子どもにあげるプレゼントの予算がご家庭によってバラバラなのは、日本でもデンマークでも同じですね。

経済的な不安はないけれど・・・

「デンマークでは子どもをつくり、育てることに対して経済的な不安はないですね」と語ってくださった矢野さん。

金銭的な理由ではなく社会経験として、12-13歳から新聞やピザの配達、スーパーの倉庫などでアルバイトをすることも奨励されています。

親としてお金の面で心配することがなくても、子育てをしていれば他にも心配は尽きません。また、教育を受けるという点では機会が均等に保証されているものの、その他の点で家庭環境による不平等があることは度々メディアでも議論されています。

ということで、次回は「しつけ」をテーマにお話を伺ってみようと思います!他にもデンマークの子育て事情について聞いてみたいことがあれば、いつでもお気軽にお知らせくださいね。

YouTubeライブ配信中!

隔週日曜日に北欧の働き方・教育・子育てをテーマにして、コペンハーゲンからライブ配信を行っています。ライブ配信中に聞いてみたいご質問やコメントなどは、お気軽にYouTubeのチャット機能からお知らせください!

チャンネル登録はこちら