忙しいからこそ自分自身と対話する。大人のギャップイヤーとは?

こんにちは!北欧サンデーのウェブサイトを運営している林です。下記動画でも紹介されている通り、寺崎倫代(てらさきみちよ)さんは仕事を辞めて、デンマークのフォルケホイスコーレに留学されました。今回は倫代さんの経験を少し参考にしながら、大人のギャップイヤーについてお話します。

ギャップイヤーって何?

ギャップイヤーとは、もともと大学へ入学する1年前後をめどに学校から離れ、「ボランティア・インターン・留学」などのテーマを持って過ごす英国生まれの習慣[1]と言われています。

2013年には、高校卒業直後のデンマーク人男性76%・女性78%がギャップイヤーを取得しており、これらの割合は年々増加しているそうです。[2]

この記事では「大人のギャップイヤー」を、倫代さんのように仕事を辞めたり、私のように大学を卒業したりしてから、自分のキャリアについてもう一度考えるための活動としています。

自分自身と対話する

小中学校・高校を卒業し、就職または進学という2つの選択肢が日本では一般的かもしれません。いずれの選択をするにしても、多くの人が自分のキャリアについてじっくり考える暇もなく決めているのではないでしょうか。

私は、学生時代に大学の講義と課題に追われ、1年間の交換留学をしているうちにあっという間に4年が過ぎてしまいました。大学卒業後の現在はギャップイヤーを取得していますが、働き始めたら仕事や人間関係に関する悩みが増えて、自分の人生について考える時間がさらに少なくなってしまうかもしれません。

倫代さんの場合、「一度立ち止まって、自分自身と対話したい」という思いから、30歳半ばで会社を退職してデンマークへの留学を決意されました。これまで築いてきたキャリアや人間関係をリセットすることは、かなりの勇気が必要だったと思います。

幅広い年齢の学生たち

交換留学した当時、私は日本の学部生でしたがコペンハーゲン大学では修士課程の学生と一緒に授業を受けていました。今でも忘れられないエピソードは、学期の一番最初の授業で、ある男性を見るなり「先生が教室に入ってきた!」と思っていると、その男性が私の隣の席に座ってペンケースとノートを取り出し始めたことです。

同様に、30〜40代になって大学院で勉強している人を同じ教室で4-5人は見かけました。年齢を気にせず、自分のキャリアについて考えるために立ち止まり、大学院で一生懸命学ぶ姿が印象的でした。

自分の軸を探す旅

『あなたは、何をしている人ですか?』

これは、私がコペンハーゲン大学留学中にデンマーク人に何度も尋ねられた質問です。私が『コペンハーゲン大学で社会福祉について勉強しているよ。』と答えれば、『どうして、それを勉強するの?』というように、彼らはさらに掘り下げた質問を投げかけてきます。

初めは、なぜみんな同じようなことを聞くのか疑問に感じていました。しかし、1年間のデンマーク滞在を終えて、彼らは「私の軸」つまり、私が大切にしている考え方や価値観に耳を傾けていたのだと気づきました。

ギャップイヤーという自分の軸を探す旅で自分自身としっかり対話した経験があるからこそ、自然と湧き出てくる問いかもしれません。

(出所)
[1]Sunada, K. (n.d.). 一般社団法人 日本ギャップイヤー推進機構協会(JGAP). Retrieved July 10, 2016
[2]Rychla, L. (n.d.). The Copenhagen Post – Danish News in English. Retrieved July 10, 2017

倫代さんの動画はこちら

参考記事(別メディアへのリンクです)

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